健康アドバイス
高血圧の定義とは?
心臓から勢いよく送り出された血液によって動脈の壁には高い圧力がかかります。そのため、動脈の壁は静脈に比べて厚くなっています。また、心臓より下にある静脈では血液が重力に逆らって心臓に戻らなければならないので、逆流を防ぐための弁が所々にあります。
血圧とは血管にかかる圧力のことで、通常、上腕にゴム帯を巻いて圧迫し、聴診器で血管音を聞いて測定する方法が取られます。俗にいう「上の血圧」とは心臓が収縮したときの血圧(収縮期血圧)で、「下の血圧」とは心臓が膨らんだときの血圧(拡張期血圧)のことを指します。日本高血圧学会の基準では、上が140mmHg以上、または下が90mmHg以上の場合に高血圧と定義されています。
高血圧の危険因子と予防
高血圧の危険因子には塩分の摂りすぎ、肥満、ストレス、喫煙、アルコール、運動不足、加齢や遺伝などがあげられます。
高血圧の予防としては、食塩の摂取を1日6g未満に、カルシウム・マグネシウム・カリウムなどのミネラルを十分に摂る、適度な運動、禁煙、ストレスをさけるなどが大切です。